上記の麻生元総理との対談を見て頂くと、現在の「経済」に関する状況、あるいはバブル崩壊後の日本の経済政策の現実が、相当に理解できると思います。(中略)一部だけ、書き起こします。
三橋「(前略)このまま日本のデフレが深刻化していってですよ、公共事業やりません、企業は設備投資をしません。だんだん、基盤がボロボロになっていきますよ。結果的に最後は、国民が働こうとしても働けない国になったようなものを、将来世代に残すことこそが、将来世代へのツケの先送りだと思うんですよ」
麻生「それは全く正しい。今の表現は巧いなあと思うけど、国民は政府に対して債務者じゃないからね。債権者なんだから、ね。将来に向かって立派な、安全な道路とか橋ができました。ね。設備投資でいい会社も出来ました。雇用もあります。そういう、活力ある高齢化社会でもいいよ。高齢化したって活力があればいいんだから。活力ある高齢化社会というのをつくるのに成功したら、世界が日本を見倣うよ。間違いなく世界は日本を見倣う。僕はそう確信しているんだ。そういうような国にどうやってやるかを考えた方が、余程いいような気がするんだけどなあ」
三橋「もう一つポイントがあるんですよ。高度成長期に作ったインフラストラクチャーの寿命が、ちょうど今来ていますね。それで、さらに東日本大震災が2011年にありまして、国民は安全というものを求めています。本来、ここで政府が金を使わなければいけないんですね、当然ながら。でも普通の国はインフレで、金利も高いので、政府が国債発行できないんですよ。ところが日本はデフレなので、0.8%というふざけた金利で政府がお金を借りて、さらに国内は仕事が無い人たちで困っているわけなんで、みんなが働けば出来るわけですよ。わたし、神様が、日本を称えてくれているんじゃないかと思うくらい、凄い幸運だと思うんですね」
麻生「賛成」
三橋「いまインフレだったら、大変ですよ、これは」
麻生「それは間違いない。僕もね、金利が安い、土地が安い、工事費が安い、工期が短い。今やんなければアホですから」
TVの一言
もう一度麻生に経済担当をして欲しい!
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