【中国】フェラーリがデモ走行で南京史跡を破壊
1 :ちくわ部φ ★:2012/05/12(土) 18:11:30.57 0
イタリアの超高級車メーカー、フェラーリのスポーツカーが中国・南京にある600年前の城壁の上で
デモンストレーションを行った際に城壁を“破壊”したとして、市民らの怒りが爆発、フェラーリが謝罪声明
を出す騒ぎになっていることが11日、分かった。南京の城壁は明代に建造されたもので、世界遺産への登録
を目指しているが、幅の広い城壁の上に黒々としたタイヤ痕がついてしまった。(サンケイスポーツ)
中国メディアなどによると、“暴走”があったのは6日午後10時すぎ。文化財となっている「中華門
城壁」の上に、深紅の「フェラーリ458イタリア」1台がクレーンでつり上げられた。
壁といっても最上部の幅は約10メートルと広い。車はフェラーリの中国販売代理店が、中国でのフェ
ラーリ販売開始20周年を記念したイベントを開くために用意した。
普通なら動かさずに展示するが、車は城壁上ですぐにエンジンがかけられ、独特の甲高いエンジン音を
とどろかせた。そして急発進したり、バックしたり、曲がったり…。578馬力もあるだけに後輪は簡単
にドリフトし、床面には黒々としたタイヤ痕がドーナツ状にくっきり。翌日、何人もがこすり落とそうと
したが、消えなかった。
城壁は約600年前に明朝初代皇帝、朱元璋が建造を命じたもので、南京市は世界遺産登録を目指して
保存・修復に力を入れている。代理店はこの城壁を使うために8万元(約102万円)を支払ったが、
史跡保存の専門家の承認を受けておらず、ましてや城壁上での“暴走”の許可は出ていなかった。
車は特別モデルで、お値段は何と600万元(約7600万円)ナリ。現場にいた市民や多数のネット
ユーザーらはこの様子に「超高級車なら、600年の歴史がある城壁の上で好き勝手をしても良いのか」
などと怒りを爆発させた。
これを受け、フェラーリの現地法人は「深い遺憾の意」を表し、「同様の事故が再び起きないような
方策をとる」と謝罪する羽目に。南京市の観光当局はイベント中止命令を出し、同市の文化財保護当局
は“暴走”に関わった「部門や個人の責任を追及する」とコメントしているという。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120512/chn12051217480001-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120512/chn12051217480001-n2.htm